

第10回超スマート社会推進フォーラム
「海とテクノロジーの融合が創る超スマート社会
~地球課題解決への新たな挑戦~」EVENTS
日本は広大な海域を有する海洋国家として、海洋資源の持続可能な利用や海洋環境の保全を通じ、地球規模の課題解決に重要な役割を担っています。さらに、超スマート社会の実現を目指す中で、IoT、AI、ロボティクスといった先端技術を活用し、海洋分野における革新的な取り組みを進めることが期待されています。
本フォーラムでは、「海とテクノロジーの融合が創る超スマート社会 ~地球課題解決への新たな挑戦~」をテーマに、超スマート社会を見据えた海洋技術の進展とその社会実装の可能性を探ります。各分野の専門家からの講演を通して、政策面の課題を共有し、海洋資源の観測や管理、持続可能な活用、さらには地球環境保全に向けた最新の研究成果や技術事例を紹介します。
多様な知見の共有を通じて、政策立案者や研究者、企業が未来に向けた具体的な取り組みを構築するための指針を得る場を目指します。本フォーラムが地球課題の解決に向けた大きな一歩となり、スマートオーシャンの実現に資することを期待しています。
開催概要
日時・場所・参加費
2025年3月19日(水)東京科学大学 大岡山キャンパス
フォーラム 13:00~18:10 無料(西9号館2F ディジタル多目的ホール)
懇 親 会 18:25~20:00 2000円・学生無料(西5号館2F つばめテラス(生協食堂))
主催・共催・協賛・後援
主催:超スマート社会推進コンソーシアム
共催:国立大学法人 東京科学大学、国立大学法人 東京海洋大学、超スマート社会卓越教育院、(公財) 笹川平和財団 海洋政策研究所、(一財)マリンオープンイノベーション機構
協賛:IEEE Japan Council、(公社)応用物理学会、(国研)海洋研究開発機構、(一社)海洋文化・研究拠点化推進協議会, 海洋理工学会、(公社)計測自動制御学会、(一社)情報処理学会、(一社)水産海洋学会、(一社)電子情報技術産業協会、(一社)電子情報通信学会、(一社)日本海洋学会、日本海洋政策学会、(一社)日本建築学会、(公社)日本水産学会、(株)みらい創造インベストメンツ、XGモバイル推進フォーラム
後援:蔵前工業会、磐田市、大田区、川崎市、目黒区、横浜市経済局
対象
・本コンソーシアム参加機関、コンソーシアム活動にご興味のある一般の方、東京科学大学教職員・学生
・こんな方にオススメ!
人類の未来に向けたイノベーション、パラダイムシフトに関心のある方
人材開発、新規事業企画、マーケティングに取り組まれている方 等
また、現代ビジネス電子版に、本コンソーシアム参加機関の笹川平和財団海洋政策研究所・田中様、株式会社光電製作所・荒田様、本コンソーシアム推進アドバイザーの渡邉文夫先生、阪口啓教授(工学院)会談記事が掲載されました。
今回の会談では、「海」とテクノロジーの融合「スマートオーシャン」にフォーカスし、本コンソーシアムの取り組みを紹介しております。
是非下記のウェブサイトもご覧ください。
『日本の水産業を守り、世界の環境問題を解決…東京科学大学が主導する「スマートオーシャン」の取り組み』
現代ビジネス電子版 対談記事はこちら
プログラム
時間 Time | 登壇者 Speaker | ||
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司会 渡辺 文夫 超スマート社会推進コンソーシアム 推進アドバイザー、 畑中 健志 国立大学法人 東京科学大学 工学院 教授 |
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13:00 | 開会の挨拶 | 大竹 尚登 氏 国立大学法人 東京科学⼤学 理事長 |
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13:05 | 来賓挨拶 | t.b.d. | |
講演 第一部 | |||
13:15 | 基調講演 | 「The Norwegian effort and challenge toward sustainable management of ocean resources」 In her keynote address, Norwegian Ambassador Ms. Iglum will highlight the strong partnership between Norway and Japan in the sustainable management of ocean resources. She will emphasize the critical role of technological innovation in driving global progress while maintaining the balance between economic growth and environmental responsibility. Focusing on three key sectors green maritime, offshore wind energy, and sustainable aquaculture she will address how the collaboration fosters a more resilient and sustainable ocean future. Together, Norway and Japan are setting a strong example of international cooperation, demonstrating how innovation and shared commitment can accelerate global climate goals and sustainable development. クリスティン イグルム 氏 ノルウェー駐日大使※ 講演は英語で行われます。同時通訳をZoomで用意しますので、現地参加で日本語訳でお聞きになりたい場合は、Zoomご登録とイヤホンでご視聴できるデバイスをご持参ください。 |
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14:00 | 講演1 | 「海洋環境と生物多様性のモニタリングシステム 」
海洋での資源開発,洋上風力や水産業への利用などでは、生態系の継続的なモニタリングとデータ解析が不可欠である。プロジェクトで開発しているモニタリングシステムとその利用について紹介する。 |
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14:20 | 講演2 | 「海洋政策・スマートオーシャンと若手連携 」
グローバルな海洋政策的課題と、ローカルな課題解決のためのスマートオーシャンへの期待について議論する。次世代を担う海洋若手専門家(ECOP)のネットワーキング活動についても紹介する。 |
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14:40 | 講演3 | 「統合沿岸生態系モデルの開発と活用 」
沿岸生態系はグローバル・ローカルな環境負荷の影響を強く受けるため、それらに対する影響評価や将来予測が、沿岸生態系サービスの持続的な利用や水産業にとって非常に重要となる。本講演では、統合沿岸生態系モデルを活用した環境影響評価や将来予測について、いくつかの事例を交えて紹介するとともに、今後の社会実装の可能性について議論する。 中村 隆志 氏 |
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15:00 | 講演4 | 「観測点を増やし機動性を高めるための海洋環境モニタリングデザイン」
海洋の資源開発、エネルギ―開発とともに、水産業や海洋環境変化の理解にもモニタリングデバイスは大切である。モニタリングを時空間に広げていく手段を、プロジェクトが開発した機器を中心に紹介する。 三輪 哲也 氏 |
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15:20~15:30 | 休憩 | ||
講演 第二部 | |||
15:30 | 講演5 | 「通信が拓く海洋の未来」
陸上からの距離がある海上、電波を通さない海中は利用可能な通信が限られる領域であったが、近年技術の発展により改善の兆しが見え始めている。本講演では、最新の通信技術の発展を説明し、それが拓く海洋の未来について考察する。 |
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15:50 | 講演6 | 「定置漁業の課題とスマート化」
定置漁業が抱える課題について説明し、遠隔で定置網内をモニタリングできる「ユビキタス魚探」と「ユビキタスカメラ」の技術開発、資源管理への利用など、持続可能な漁業に向けた取り組みについてご紹介します。 細川 貴志 氏 |
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16:10 | 講演7 | 「地域と鈴与の海洋産業への取り組み」 清水地区で進められている海洋に関する取組みの概要説明と その中で 鈴与グループが具体的に行おうとしている取組みについて報告する。 高橋 明彦 氏 鈴与株式会社 取締役 副社⾧ |
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16:30~16:40 | 休憩 | ||
講演 第三部 | |||
16:40 | 講演8 | 「静岡県におけるブルーエコノミー推進の取組~静岡から世界へ」 静岡県ではブルーエコノミーの推進に取り組んでいる。その取組概要について説明するとともに、水中ドローンなどのロボティクス、海洋モニタリング、清水港における実証フィールドなど具体的な取組を紹介する。 渡邉 眞一郎 氏 一般財団法人マリンオープンイノベーション機構 専務理事 |
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17:00 | 講演9 | 「海業の振興とブルーエコノミー」
2022年3月から国は水産基本政策の一つとして、海業(うみぎょう)の振興を掲げた。海業の振興による漁村経済の活性化と、それにもとづく持続可能な沿岸地域経済の達成が目指されている。この報告では、海業の概念を紹介し、その政策的意義についてブルーエコノミーの視点から分析します。 |
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17:20 | 講演10 | 「超スマート社会推進コンソーシアムが進める超スマート社会推進事業2.0」
2018年に発足した超スマート社会推進コンソーシアム(SSSコンソーシアム)は、超スマート社会推進事業1.0において産官学連携による超スマート社会の創造とその社会を牽引する人材育成をミッションとして活動を行なってきた。2025年度からは、新産業の創生とグローバル化をミッションに加えて、その後継事業である超スマート社会推進事業2.0を推進する。本講演では、スマートオーシャン分野に焦点を当てて超スマート社会推進事業2.0を紹介する。 |
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17:40~17:50 | 休憩 | ||
第四部 | |||
17:50 | 超スマート社会 推進コンソーシアム 紹介 |
~超スマート社会推進コンソーシアムの活動についてふりかえります~
岩附 信行 氏 |
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18:05 | 閉会の辞 | 篠田 浩一 氏 国立大学法人 東京科学大学 情報理工学院 副学院長 教授 |
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懇親の集い | |||
18:10 | 懇親会会場へ移動 | ||
18:25~20:00 | 懇親会(以下参照) |
※ ノルウェー駐日大使のご講演は英語で行われます。同時通訳をZoomで用意しますので、
現地参加で日本語訳でお聞きになりたい場合は、Zoomご登録とPC・イヤホンでご視聴できるデバイスをご持参ください。
懇親会(申込者のみ)
18:40~20:00 懇親会
場所:東京科学大学 大岡山キャンパス つばめテラス(西5号館2F)
会費:2,000円・学生無料(お申込みフォームより申込ください)