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2024.04.18 【開催報告】超スマート社会推進コンソーシアム設立5周年記念シンポジウム「人類の未来のために何をすべきか」
2018年に設立した超スマート社会推進コンソーシアムは設立5周年を迎え、これを記念し、2024年3月13日に、 「超スマート社会推進コンソーシアム 設立5周年記念シンポジウム」を開催しました。本シンポジウムの全体テーマは 「人類の未来のために何をすべきか」で、DX、ICT、AI、農業、医療、人材育成、未来予測、SDGなどについて、益学長の講演を皮切りに、6名の各分野のキーパーソンに大局的な観点から最先端の知見をご紹介いただきました。さらにはIEEE PresidentのTom Coughlin氏からのビデオメッセージを紹介し、また、超スマート社会卓越教育院が進める8つの教育研究フィールドに関するポスタ展示を行いました。
今回は対面開催と同時にオンライン配信を行い、現地参加者は136名、オンラインでは204名、合計で340名が参加ししました。
益学長と講演者の皆様

講演の様子
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超スマート社会推進コンソーシアム
コーディネーター
東京工業大学 超スマート社会卓越教育院 院長/工学院 教授 阪口 啓 氏 -
内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局長
内閣官房 グローバル・スタートアップ・キャンパス構想推進室長
松尾 泰樹 氏 -
「未来を先送りしない」
東京工業大学
学長 益 一哉 氏
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「Fun-Will-Effortを支える社会システム」
日本電気株式会社
特別顧問 遠藤 信博 氏 -
「人類の未来に向けた超スマート社会~農業食品産業におけるチャレンジ~」
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 理事長 久間 和生 氏 -
「超スマート社会に向けた医療とヘルスケアの融合」
東京医科歯科大学 副理事(広報)/
オープンイノベーションセンター
教授 藤田 浩二 氏
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「新たな価値の創造と
グローバルサステナブル社会に向けて」
日本電信電話株式会社
代表取締役副社長 副社長執行役員 川添 雄彦 氏 -
「我が国における “for Science”:
基盤モデルによる科学の革新的進化」
理化学研究所
計算科学研究センター長 松岡 聡 氏 -
「過去と未来」
東京工業大学
リベラルアーツ教育研究院
教授 中島 岳志 氏 -
「IEEE and the Future of Humanity」
IEEE President の Thomas M.Coughlin 氏 -
東京工業大学
副学長/工学院 教授 岩附 信行 氏 -
東京工業大学
工学院長/ 教授 井上 光太郎 氏 -
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ポスター展示・スマート社会教育研究フィールドツアーの様子
- ・スマートモビリティ
- ・量子科学(コンピューティング・センサ)
- ・ロボティクススマートロボティクス(Land, Aqua, Sky, Manufacturing)
- ・人工知能
- ・スマートワークプレース
- ・スマート農業
- ・スマートインフラメンテナンス
おわりに
本フォーラムの参加者からは、「東工大の目指す方向性や、女性活躍への貢献内容などがよく理解できた」、「価値創造への人材の重要性とそこでの多様性の重要性について非常に参考となった」、「農業と工学、医療など研究の異分野交流の見せる未来の可能性が理解できた」、「医療分野と工学分野の連携によって新しい産業が生まれる可能性を感じられた」、「データ、通信、光の持つ可能性を再認識した」、「AI for Science の進化が科学技術研究に及ぼすインパクトについてとてもよく理解できた」、「哲学的なアプローチは、新たな学びや気付きもあり、大変参考になった」などの意見が寄せられました。当コンソーシアムは今後も引き続き、最先端のテーマを扱う技術フォーラムを開催していく予定です。
次回は、東京医科歯科大学との統合を前に2024年9月に、新たなテーマでフォーラムを開催する予定です。皆様のご参加をお待ちしております。