学生の声VOICE

マッチングワークショップはヒントと刺激をもたらす出会いの場

WANG Weiying(わん・うぇいん)さん

環境・社会理工学院 建築学系・建築学コース
参加したワークショップ:2020年(秋)、2021年(春・秋)、2022年(春・秋)、2023年(春・秋)

<プロフィール>
1995年中国山西省生まれ。中国湖南大学を卒業後、2019年に来日。2021年 東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系・建築学コース修士課程修了。現在、同専攻博士課程3年。

<研究テーマ>
Generation and understanding of human behaviors with mathematical and deep learning models

  • マッチングワークショップ
  • SSS登録生

マッチングワークショップに参加する3つの理由

私は2019年から2023年秋まで、7回のマッチングワークショップに参加しました。参加する理由は3つあります。第一に、学内の様々な分野の学生と議論することで、刺激を受け、新しい知識を自分の研究に取り入れることができること。第二に、他の人と話し、研究のアイデアを交換するのが楽しいということ。第三に、定期的にワークショップに参加することで友人ができること。また、自分にとって、ワークショップは友人たちとの再会の場でもあります。
例えば、2023年秋のポスターセッションでは、ブロックチェーン技術を研究している他の学生に私の研究について説明しました。彼の研究分野は自分とは異なっていましたが、刺激的な意見交換ができ、“異分野融合”の可能性を感じました。

 

実社会の課題について考えることが研究を加速させる

マッチングワークショップを通して、私は、研究テーマについて、“実社会での応用”という視点から考えるようになりました。ワークショップでは、企業が実際に直面している課題を聞き、その課題に対処するために自分のスキルや経験をどう応用できるかを考えることを求められます。
また、ワークショップをきっかけに、通信会社でのインターシップ、自動車メーカーとのディスカッションを経験しました。
こうした経験の中で、自分のスキルや経験が解決策のヒントにつながる実感を持つことができました。実社会において、企業がどう活動し、どのような課題に直面しているかを理解することは、自分の研究をよりインパクトのある、応用可能な解決策へと導いてくれると感じています。

これからSSSマッチングワークショップに参加する学生へ

マッチングワークショップは、多様な人と関わることができる場であり、研究面でも、就職面でも、共通の興味・関心を持つ人々と出会うことができます。新しい出会いに期待し、楽しんで参加しましょう!

指導教員からのメッセージ

超スマート社会を実現するためには、都市内滞留者の行動特性を読み解き、予測・制御し、安全・安心・快適な都市空間を形成することが求められる。Wang Weiying君は都市内滞留者の時空間分布に潜在する法則性を抽出し、その法則性に基づき人々の活動や空間移動を生成する手法構築に挑んだ。その研究成果は、採択率の低い複数の著名な国際学術雑誌に掲載されるなど国際的にも高く評価されている。Wang君は、超スマート社会推進コンソーシアムおよび超スマート社会卓越教育院(WISE-SSS)が主催した過去7回のマッチングイベントに参加した。民間企業・国研・自治体の方々との交流をとおして実践的な課題やそれに対するソリューションを積極的に追及しようとする探求心の強い人物である。WISE-SSSで獲得した知識・技術・経験・ノウハウを活かして、国際的な視点から将来の学界・産業界に大きく貢献してくれるものと大いに期待している。(環境・社会理工学院 大佛教授)

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超スマート社会推進コンソーシアム

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東京科学大学では、超スマート社会(Society 5.0)の実現を推進する超スマート社会推進コンソーシアムを立ち上げました。また、令和元年度卓越大学院教育プログラムに採択され、これらの連携を強化することで超スマート社会の変革期を支えるリーダーを養成します。つきましては、本コンソーシアムおよび本教育プログラムにご賛同頂ける参加機関を募集致します。

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