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2022.01.28 【開催報告】参加機関の大田区が東工大学生向けに「起業体験セミナー」を開催しました
コンソーシアム参加機関の大田区は、2021年12月および2022年1月に、起業に関心を持つ東工大学生向けに、2日間にわたる「起業体験セミナー」を開催しました。
セミナーには東工大の学生7名(工学院5(学部生1、博士4)、環境社会理工学院2(修士1、博士1))が参加しました。
1日目は、大田区の創業支援施設である羽田イノベーションシティにて開催しました。
午前は、大田区の職員からの区の概要の説明の後、一般社団法人SDGs Innovation HUBの米倉ユウキ氏より、定款や税務上の注意など、起業する際の基本的知識や心構えなどに関する講義を受け、具体的なイメージをつかみました。
午後は、羽田イノベーションシティ街区にて、自動運転バス乗車体験、創業支援オフィスに入居する企業見学を行ないました。その後、東工大発のベンチャー企業である、株式会社天の技 代表取締役 工藤 裕氏、および株式会社シグマエナジー 代表取締役 川口 卓志氏から起業体験談を聞きました。
最後に、2日目に向けた「起業プラン」の宿題の説明を受け、1日目は終了しました。

HiCity見学
Facilty tour

天の技 工藤代表取締役
Kudo CEO, Amanogi, Corp.

シグマエナジー 川口代表取締役
Kawaguchi CEO, Sigma-Energy
2日目は新型コロナウィルス感染急拡大の影響を受け、オンラインにて実施されました。
午前は創業支援オフィスに入居する株式会社ニフコ、ならびに一般社団法人加熱技術協会から、それぞれの事業内容の説明を聞きました。
午後は、学生が事前に日本政策金融公庫のHPからダウンロードした「創業計画書」を用いて作成した起業プランを持ち寄り、全体セッションの後、2つのブレイクアウトルームにわかれ、それぞれの起業プランについてメンターとのディスカッションを行いました。
このグループワークにより、起業するために必要な融資獲得の際の効果的な訴求ポイントを学習しました。
セミナーに参加した東工大の学生からは、「普段の研究・授業では経験できない、貴重な体験をさせて頂きました。起業について考えることで、自分の視野が広くなったと感じます。メンターの方々には非常に的確なアドバイスを頂き、大変感謝しております。」「企業との交流機会が少ないため、このイベントは大変助かりました。」
といった前向きな意見があり、起業に対しての理解を深めるだけではなく、研究意欲を高める良い機会となりました。
超スマート社会推進コンソーシアムでは、今後も教育活動・社会連携に取り組んでまいります。
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